経年管対策状況について、ガス事業法第171条第1項の規定に基づきガス事業者から報告された令和4年度末における導管改修実施状況報告(東北支部取りまとめ分)を集計した結果は、次のとおりです。
全管種総量 | 未対策ねずみ鋳鉄管残存量 | 未対策腐食劣化対策管残存量 | |||
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令和4年度末 | 令和4年度末 | 令和3年度末 | 令和4年度末 | 令和3年度末 | |
中圧本支管(km) | 1,563 | 0(0) | 0 | 27(▲2) | 29 |
低圧本支管(km) | 9,786 | 12(▲1) | 13 | 580(▲44) | 624 |
供給管(本) | 410,607 | 0(0) | 0 | 34,110(▲2,259) | 36,369 |
灯外内管(本) | 368,294 | 0(0) | 0 | 73,791(▲2,629) | 76,420 |
※当支部管内の1事業者3事業所については、関東監督部での一括取りまとめで対象外。
【本支管】
東北管内の未対策ねずみ鋳鉄管は、全て低圧本支管で、約12㎞残存し、低圧本支管全量に占める割合は0.12% (全国 0.26%)である。
未対策腐食劣化対策管は、中圧本支管で約27㎞残存し、中圧本支管全量に占める割合は1.7% (全国 0.11%)であり、全国で東北地区が占める割合が67.5%と高くなっている。
また、低圧本支管では、約580㎞残存し、低圧本支管全量に占める割合は5.9% (全国 5.1%)である。
【供給管・灯外内管】
供給管(灯外内管内管を含む。)の未対策ねずみ鋳鉄管については、平成28年度末で解消された。
未対策腐食劣化対策管について、供給管は約3万4千本残存し、供給管全量に占める割合は8.3% (全国 7.8%)である。
また、灯外内管については、約7万4千本残存し、灯外内管全量に占める割合は20.0% (全国 12.4%)である。
全管種総量 | 未対策ねずみ鋳鉄管残存量 | 未対策腐食劣化対策管残存量 | |||
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東北の割合 | 東北の割合 | ||||
中圧本支管(km) | 35,619 | 0 | 0% | 40 | 67.5% |
低圧本支管(km) | 230,642 | 608 | 1.9% | 11,720 | 4.9% |
供給管(本) | 15,575,327 | 3 | 0% | 1,211,210 | 3.0% |
灯外内管(本) | 14,366,016 | 7 | 0% | 1,782,470 | 4.2% |
【用語】
- ねずみ鋳鉄管:ねずみ鋳鉄管は、耐震性に劣り、亀裂・折損による漏えいが発生した場合、設置環境によって、重大事故につながるリスクが高くなる可能性がある。
- 腐食劣化対策管:いわゆる「白管」「黒管」などをいい、埋設された土壌環境等によっては腐食が進行し、ガス漏えいにつながる可能性がある。
- 中圧:ガス事業法に定めるガス圧区分のひとつで、導管によるガス輸送の途中段階において、この「中圧」用のガス導管が使用される。
- 低圧:ガス事業法に定めるガス圧区分のひとつで、例えば一般家屋等へは通常この「低圧」でガスを供給している。
- 本支管:本支管とは、道路に並行して敷設されているガス管で、供給管及び内管を除いたものをいう。
- 供給管:ガス導管のうち、本支管から分岐してから需要家の敷地に入るまでのものをいう。
- 灯外内管:内管(需要家の敷地内にあるガス導管)のうち、ガスメ-タ-の入口までのものをいう。
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最終更新日:2024年6月13日