経年管対策状況について、ガス事業法第171条第1項の規定に基づきガス事業者から報告された令和5年度末における導管改修実施状況報告(東北支部取りまとめ分)を集計した結果は、次のとおりです。
全管種総量 | 未対策ねずみ鋳鉄管残存量 | 未対策腐食劣化対策管残存量 | |||
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令和5年度末 | 令和5年度末 | 令和4年度末 | 令和5年度末 | 令和4年度末 | |
中圧本支管(km) | 1,569 | 0(0) | 0 | 26(▲1) | 27 |
低圧本支管(km) | 9,795 | 11(▲1) | 12 | 543(▲37) | 580 |
供給管(本) | 410,204 | 0(0) | 0 | 31,556(▲2,554) | 34,110 |
灯外内管(本) | 363,989 | 0(0) | 0 | 72,358(▲1,433) | 73,971 |
※当支部管内の1事業者3事業所については、関東監督部での一括取りまとめで対象外。
【本支管】
東北管内の未対策ねずみ鋳鉄管は、全て低圧本支管で、約11km残存し、低圧本支管全量に占める割合は0.11% (全国 0.15%)である。
未対策腐食劣化対策管は、中圧本支管で約26km残存し、中圧本支管全量に占める割合は1.6% (全国 0.11%)であり、全国で東北地区が占める割合が65.0%と高くなっている。
また、低圧本支管では、約543km残存し、低圧本支管全量に占める割合は5.5% (全国 4.6%)である。
【供給管・灯外内管】
供給管(灯外内管を含む。)の未対策ねずみ鋳鉄管については、平成28年度末で解消された。
未対策腐食劣化対策管について、供給管は約3万1千本残存し、供給管全量に占める割合は7.7% (全国 7.3%)である。
また、灯外内管については、約7万2千本残存し、灯外内管全量に占める割合は19.9% (全国 11.9%)である。
全管種総量 | 未対策ねずみ鋳鉄管残存量 | 未対策腐食劣化対策管残存量 | |||
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東北の割合 | 東北の割合 | ||||
中圧本支管(km) | 36,077 | 0 | 0% | 40 | 65.0% |
低圧本支管(km) | 235,808 | 356 | 3.1% | 10,982 | 4.9% |
供給管(本) | 15,676,935 | 0 | 0% | 1,156,558 | 2.7% |
灯外内管(本) | 14,444,018 | 6 | 0% | 1,725,506 | 4.2% |
【用語】
- ねずみ鋳鉄管:ねずみ鋳鉄管は、耐震性に劣り、亀裂・折損による漏えいが発生した場合、設置環境によって、重大事故につながるリスクが高くなる可能性がある。
- 腐食劣化対策管:いわゆる「白管」「黒管」などをいい、埋設された土壌環境等によっては腐食が進行し、ガス漏えいにつながる可能性がある。
- 中圧:ガス事業法に定めるガス圧区分のひとつで、導管によるガス輸送の途中段階において、この「中圧」用のガス導管が使用される。
- 低圧:ガス事業法に定めるガス圧区分のひとつで、例えば一般家屋等へは通常この「低圧」でガスを供給している。
- 本支管:本支管とは、道路に並行して敷設されているガス管で、供給管及び内管を除いたものをいう。
- 供給管:ガス導管のうち、本支管から分岐してから需要家の敷地に入るまでのものをいう。
- 灯外内管:内管(需要家の敷地内にあるガス導管)のうち、ガスメ-タ-の入口までのものをいう。
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最終更新日:2025年7月16日