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雪害によるLPガス事故を発生させないために(注意喚起)

東北地域は冬期間、雪害によるLPガス事故(以下「雪害事故」といいます。)が想定されます。

近年では、東北6県において、2012年(平成24年)に32件の雪害事故が発生したのを最多として、その後、2014年(平成26年)から2023年(令和5年)までの10年間で年平均約10件の雪害事故が発生しています。

雪害事故の大半は、ガス設備の損傷によるガス漏れですが、中には漏えいしたガスが、雪に囲まれた家屋の周辺と床下に充満し、何らかの着火源で爆発・火災に至り、死者1名及び家屋全焼する事故が発生しており、生命にかかわる重大な事故につながる可能性があります。

降雪の時期を迎えるにあたり、LPガスの消費者及び販売事業者の皆様には、以下に十分留意の上、雪害事故の防止に万全を期すようお願いします。

LPガス消費者の皆様へ

  1. 雪下ろしや除雪の際は、ガス設備に衝撃を与えないよう注意してください。また、雪下ろしの際は、隣接する住宅等のガス設備にも注意してください。
  2. 屋根からの落雪があった時は、ガス設備の確認をしてください。
  3. 事故が発生したガス設備の多くは、雪囲いや保護板の設置等の雪害対策がとられていませんでした。使用されているガス設備に、雪害対策がとられていない場合は、LPガス販売事業者に相談してください。
  4. 緊急時に容器バルブを閉止できるようにガス設備周りの通路を除雪しておいてください。
  5. ガス臭いと感じたら、すぐにLPガス販売事業者へ連絡するとともに、下記の事項を厳守してください。
    • 使用中の火気は全部消してください。
    • 火気は絶対に使用しないでください。
    • 着火源となる換気扇、電灯等のスイッチに絶対手を触れないでください。
    • ガス栓やメータガス栓を閉めてください。
      (注)LPガスは本来臭いがありませんが、ガスが漏れた時にすぐに気づくように、独特な臭いをつけています。
  6. ガス漏れの発生を素早く認知するには、ガス漏れ警報器の設置が効果的です。なお、ガス漏れ警報器は、常に電源コンセントに接続しておいてください。

LPガス販売事業者の皆様へ

自社の供給設備等について、降雪の状況に応じて適切な雪害対策を施すとともに、巡回点検や広報(周知)活動により、雪害によるガス事故防止に努めるようにお願いします。

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このページのお問合せ先

関東東北産業保安監督部東北支部 保安課
電話:022-221-4959

最終更新日:2024年11月29日