台風や大雪等の自然災害では、強風や雪の重みによる倒木等により、送・配電線の断線や、支持物の損傷等が発生し、停電発生の大きな要因となる場合があります。
また、倒木・積雪等により道路が塞がれることで、進入困難箇所が発生し、これが停電復旧に時間を要する要因となる場合があります。 大規模な土砂崩れや、道路への倒木等が複数箇所で発生した場合には、除去作業に数日を要することもあります。
このことから、停電の発生要因や復旧作業を踏まえれば、平時の対策として、道路沿いの樹木の事前伐採は極めて有効な手段となります。(孤立集落となるおそれがある地域や重要施設等の優先的対応が望まれます。)
第28回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会資料 抜粋(PDF形式:843KB)
災害時の停電対策に向けた事前伐採については、これまで、各自治体と東北電力ネットワーク株式会社において取り組まれているところです。その取組の概要として東北電力ネットワーク株式会社が取組事例集を作成しました。
また、新潟県では、「今後の停電対策に向けた検討会」を立ち上げ、県民の安全・安心の確保のため、主に「停電からの早期復旧対策」と「停電を未然に防止する樹木の事前伐採等」について検討を進めてきています。
つきましては、各自治体におかれましても、以下のリンク先を参考にしていただき、東北電力ネットワークから協議があった場合等は対応のご協力をお願いいたします。当支部としても、引き続き関係機関と協力し、事前伐採が進むよう働きかけていきます。
新潟県の取組事例「今後の停電対策に向けた検討会について」
東北電力ネットワーク作成資料(取組事例集)(PDF形式:9,435KB)
最終更新日:2024年11月8日